「歯並びだけじゃなく歯も白くしたい」
「噛み合わせといっしょに歯の見た目も改善したい」
当院では、矯正治療に審美治療を組み合わせる「矯正+審美」治療を行っています。矯正で歯並びや噛み合わせを改善し、歯の美しさにもフォーカスした治療です。
今回は「矯正治療と併せてやりたい歯の美容」についてご紹介します。
■矯正治療+ホワイトニング
◎歯並びを整え、歯も白く美しく
矯正治療に歯を白くするホワイトニングを組み合わせる治療です。矯正によって歯並びや噛み合わせが整い、ホワイトニングで歯が白くなることで「整った歯並び+白く美しい歯」にアプローチできます。
矯正治療はクリアライン・インビザライン・クリアコレクトなどのマウスピース矯正になります。マウスピース矯正はいつでも取り外し可能なため、矯正を行いながら同時進行でホワイトニングを行えるメリットがあります。
ホワイトニングは院内で行うオフィスホワイトニングの場合、成分の強い薬剤を用いるため、早い方では1回の施術で歯の白さを実感できるケースもあります(※)。
ホームホワイトニングはご自宅でマウスピースとホワイトニングジェルを使って歯を白くする方法です。オフィスホワイトニングと比べ歯を白くするのに時間はかかりますが、歯をじっくりと白くするため、後戻り(歯の色がもとにもどってしまうこと)が起きにくい点がメリットです。
(※)平均で3~5回程度で歯の白さを実感できるケースが多いです。
{矯正治療+ホワイトニングの組み合わせ例}
・クリアライン+オフィスホワイトニング
・クリアライン+ホームホワイトニング
・インビザライン+オフィスホワイトニング
など
■矯正治療+ウォーキングブリーチ
◎神経が死んだ失活歯に適しています
矯正治療に失活歯(神経が死んで黒ずんだ歯)を白くするウォーキングブリーチを組み合わせる治療です。通常のホワイトニングでは白くできない失活歯に適しています。
ウォーキングブリーチとは、神経が死んで黒ずんだ歯を薬剤を使って白くする治療法です。歯に小さな穴を開け、歯の内部に薬剤を注入して内側から歯を白くします。歯の内側から白くするため、長いホワイトニング効果を得られます。
矯正とウォーキングブリーチを併せて行う場合は同時進行、またはどちらかを先に行ってもかまいません。ワイヤー矯正との併用も可能です。ワイヤー矯正との組み合わせで、まず歯を白くしたい場合には先にウォーキングブリーチを行うのが良いでしょう。ただし、先にウォーキングブリーチをしてからワイヤー矯正を開始するとタッチアップ(追加でホワイトニングを行い、歯の白さを保つこと)ができなくなります。
矯正期間中も歯の白さを維持したい方はマウスピース矯正+ウォーキングブリーチの組み合わせがおすすめです。マウスピース矯正と組み合わせることで矯正治療と同時進行でウォーキングブリーチおよびタッチアップができ、歯の白さを維持しやすくなります。
{矯正治療+ウォーキングブリーチの組み合わせ例}
・クリアライン+ウォーキングブリーチ
・インビザライン+ウォーキングブリーチ
・ワイヤー矯正+ウォーキングブリーチ
など
■矯正治療+セラミックインレー・クラウン
◎詰め物やかぶせ物を透明感のある自然な白さに
矯正治療にセラミックインレーやセラミッククラウンを組み合わせる治療です。銀歯の見た目や、銀歯による再虫歯(二次カリエス)、銀歯による歯や歯ぐきの黒ずみなど、銀歯でお困りの方に適しています。
銀歯の詰め物やかぶせ物をセラミックに変えることで、自然な白さの美しい歯を再現可能です。使用するセラミックは強度の高いジルコニア(人工ダイヤモンド)や、しなやかさがあり審美性の高いe-max、コストパフォーマンスに優れたハイブリッドセラミックなど、複数の種類からご自由にお選びいただけます。
矯正治療とセラミックインレー・クラウンを組み合わせる場合、原則として先に矯正治療を行い、矯正が終了したあとにセラミックによる補綴(ほてつ:歯を人工物で補うこと)を行います。理由は、先にセラミックの治療をしてしまうと、矯正治療で歯並びや噛み合わせが変化したときにインレーやクラウンが噛み合わなくなるおそれがあるためです。
矯正治療の種類はワイヤー矯正、マウスピース矯正、どちらもご選択可能です。重度の不正咬合の場合はワイヤー矯正となります。
{矯正治療+セラミックインレー・クラウンの組み合わせ例(※)}
・ワイヤー矯正+セラミックインレー・クラウン
・クリアライン+セラミッククラウン
・インビザライン+セラミッククラウン
など
(※)矯正終了後、セラミックによる補綴を行います。
■ワイヤー矯正とホワイトニングの組み合わせは?
◎ワイヤー矯正終了後のホワイトニングとなります
ワイヤー矯正にホワイトニングを組み合わせることは可能です。ただし、矯正終了後にホワイトニングを行う流れとなります。
理由は、先にホワイトニングをしてしまうと、ワイヤー矯正の治療期間中にタッチアップができなくなるためです。矯正治療は長いものでは数年間の治療期間がかかります。数年間、お待ちいただけるのであれば良いのですが、その期間ホワイトニングをせずに歯を黄ばんだまま・汚れたままの状態にするのは患者様にとってもストレスがかかるのではないでしょうか。
上記の理由から、矯正治療とホワイトニングを組み合わせる場合には基本的にはマウスピース矯正をおすすめしています。マウスピース矯正であれば矯正期間中に歯を白くすることが可能となり、かつ、タッチアップも行えます。
【矯正+審美治療で“トータルなお口の美しさ”を演出】
矯正治療や審美治療で歯が綺麗になっていく様子を見るのは楽しいものです。歯並びが整い、さらに歯も白くなることでトータルな美しさをもつお口に近づきます。口元が美しくなると、人とのコミュニケーションにも自信がもてるようになります。
当院では矯正・審美治療に関するご相談を受付中です。歯並びや歯の見た目のお悩みがある方はお気軽にご相談ください。歯科医師がお話をおうかがいし、患者様に最適な治療方法をご提案させていただきます。
名古屋茶屋歯科・矯正歯科
医療法人清翔会 理事長
小池 陵馬
⇒理事長の経歴はこちら